トランプ大統領の相互関税で荒れる米国市場
アメリカがリセッション(景気後退)に陥るとの懸念が高まっています
これを機にポートフォリオを見直します
欧州(ヨーロッパ)への投資
私のポートフォリオは米国株(ETF)と日本株が中心です。
VWOで新興国、VTにも投資していますがVTは60%くらいはアメリカです。
全体的に欧州(ヨーロッパ)への分散が弱いと感じてます。
VGK(ETF)とは
VGKはVanguard FTSE Europe ETF(バンガード・FTSE・ヨーロッパETF)です。
ヨーロッパの株式市場に投資するETFで、アメリカの資産運用会社Vanguard(バンガード)が提供しています。
VGKの基本情報
2025年4月時点での情報
項目 | 内容 |
---|---|
ティッカー | VGK |
運用会社 | Vanguard(バンガード) |
設定日 | 2005年3月4日 |
ベンチマーク | FTSE Developed Europe All Cap Index |
対象地域 | ヨーロッパ(例:イギリス、ドイツ、フランス、スイスなど) |
信託報酬(経費率) | 0.06% |
資産総額(ドル) | 約211億ドル |
VGKの主な国
VGKは、以下のようなヨーロッパ主要国の大型・中型・小型株に広く分散投資しています。
- イギリス
- フランス
- ドイツ
- スイス
- オランダ
- スウェーデン
など約16カ国
VGKの組入上位銘柄
時期により変動しますが、VGKの主な企業は以下のような有名企業が多いです
- ネスレ
- ノボ・ノルディスク
- ロシュ
- アストラゼネカ
- HSBC
- LVMH(ルイヴィトン)
1000を超える銘柄数を対象としているので欧州(ヨーロッパ)全体へ幅広い投資をすることができます。
VGKのメリット
- 欧州(ヨーロッパ)全体に分散投資できる
- 低コスト(経費率)
- ネスレやアストラゼネカなど大企業もカバー
VGKのデメリット
- 為替リスクあり(ドル・ユーロなど)
- 近年はアメリカ市場より成長性がやや劣る
- 地政学リスクや政治不安の影響(ウクライナやロシアなど)
VGK vs VEAの比較
アメリカ株以外を対象とするならVEAも選択肢に入ってきます。
VEAは「米国を除く先進国全体」に投資することができます。
2025年4月時点での情報
項目 | VGK | VEA |
---|---|---|
ティッカー | VGK | VEA |
運用会社 | Vanguard(バンガード) | Vanguard(バンガード) |
設定日 | 2005年 | 2007年 |
ベンチマーク | FTSE Developed Europe All Cap Index | FTSE Developed All Cap ex US Index |
対象地域 | ヨーロッパの先進国 | 米国を除く先進国全体 |
信託報酬(経費率) | 0.06% | 0.03% |
資産総額(ドル) | 約211億ドル | 約1418億ドル |
配当利回り | 3.16% | 3.07% |
VEAはVGKの国と日本、カナダ、オーストラリア、韓国などが含まれます。
トヨタ、ソニー、任天堂やサムスンが入っています。
VGKへの投資
トランプ関税対策でアメリカ以外の投資となるとVEAでもいいのですが
私は日本株は個別でトヨタや商社などに投資しています。
VEAは日本株の比率が高いので、欧州(ヨーロッパ)への投資強化としてVGKを選びました。
まとめ
アメリカのリセッションに備えてVGKをポートフォリオに組み込みます。
ただ、トランプ関税はアメリカだけではなく欧州やその他の国にも影響があります。
予想に反してトランプ関税が大成功して、またアメリカ独り勝ちの世界がやってくるかもしれません。
VTが最強なのか?何も考えずにVTへ投資していればいいのか?
まぁ、私のポートフォリオは欧州(ヨーロッパ)が弱いことがわかっただけでもよかったも。